サビやクラックなど、傷んだベランダ手すりの支柱をまるごと交換し、強度を確保します。既存の支柱を芯材ごとすべて取り除き、既存と同じ位置に専用のベース金具と新しい支柱を設置します。
モルタルの収縮によって、支柱とモルタルの間にすき間が生じてきます。
太陽の直射によって支柱の温度が徐々に上昇し、支柱内の温度が高温になります。
雨が降ると支柱内の空気は急激に冷やされ、減圧し、支柱とモルタルのすき間から雨水を吸い込む現象が生じます。
時間の経過とともに支柱に溜まった水が、経年劣化を促進します。
支柱を芯材ごと切断します。
躯体に埋まった部分を少し削り、錆止めを塗布し防腐処理を施します。
モルタルで埋め戻します。
専用アングルを既存の手すりに取り付け、養生期間を設けます。
モルタルが硬化し、防水工事などが終わったあと、専用ベース金具を取り付けます。
新しい支柱をベース金具に差し込み、トルクレンチで固定。トルクを確認しベースカバーを取り付けます。既存の格子や上下弦材を取り付けて完了です。