PRODUCT

UDエスケープ|降下型避難機器

ステップに乗ってペダルを踏むという、今までにない画期的な避難方法で安全な避難を目指します。日本消防検定協会の「特定機器評価」取得品。【受注生産品】

設置場所

主な特長

マンション等の集合住宅で火災などが起こった場合、いつも利用しているエレベーターや階段は使えないかも知れません。そんなときのためにベランダに設置してある避難器具で下の階に避難できるようになっています。この避難器具は、吊り下げはしごタイプや救助袋タイプが一般的です。
健康的な成人であれば、これらを使用して避難することも十分可能です。しかし、体力が無くはしごを降りる事ができない人や、手足に怪我を負っている人、小さいお子様、乳幼児を抱えての避難は不向きといえます。
このような避難にハンデを抱えている人でもスムーズに避難できるように、と考えて開発されたのがこのUDエスケープです。

  • 「UDエスケープ」はナカ工業株式会社の登録商標です。
  • 日本国内の設置に限る。
  • チャイルドロック付き

  • 強風対策ラッチ付き

本製品はエレベーターではありませんのでご注意ください

UDエスケープは避難することを目的に開発したものです。上階から下階へ降下する為のものであり、ホームエレベーターのように人や荷物を乗せて上昇するものではありません。

受賞一覧

  • WBS 2015トレたま年間大賞

  • ジャパン・レジリエンスアワード2018優秀賞

  • 第20回国土技術開発賞入賞

  • 平成30年度消防庁長官賞

  • 2020年度グッドデザイン・ベスト100

機能・性能

使い方

  1. ハッチの上蓋を少し持ち上げ、チャイルドロックを手前に引きはずします。

  2. 上蓋を90°まで開けます。(上蓋はロックされます。)

  3. ハンドルを引き出して、止まるまで伸ばします。

  4. ステップに乗り、ロックペダルを踏むと、自動的に降下します。

  5. 人が降りると自動的に上昇を始め元の位置に戻ります。

  6. 次の避難者は、4.からスタートします。

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仕様・詳細

規格・価格

タイプ 適応階高h 価格/台
3.0mタイプ 2,750≦h≦3,000 895,000円
3.5mタイプ 3,000≦h≦3,500 959,000円
4.0mタイプ 3,500≦h≦4,000 959,000円
4.5mタイプ 4,000≦h≦4,500 1,022,000円
5.0mタイプ 4,500≦h≦5,000 1,022,000円
5.5mタイプ 5,000≦h≦5,500 1,085,000円
6.0mタイプ 5,500≦h≦6,000 1,085,000円
  • ケースの設置(打設等)は別途工事です。
  • 施工費、搬入費、揚重費は別途見積となります。
  • 昇降機本体、鍵、ポスト、部品はチャーター便となります。
  • 価格は消費税を含んでいません。
  • 価格は2024年4月現在のものです。仕様・価格等は予告なく変更することがありますので予めご了承ください。
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導入・設置

設置について(重要)

UDエスケープは2022年7月、日本消防検定協会から降下型避難機器(UDS)の特定機器評価を取得し、評価基準に適合していると認められています。(特評価280号・281号)
また消防法施工規則第26条に規定する避難のための器具に該当するものとして取り扱っても差し支えないとの通知(消防予第108号 令和6年3月1日)が総務省消防庁予防課より発行されております。なお、消防法施行令第32条の「基準の特例」での設置を消防署より指導される場合もありますので、設置に当たっては所轄の消防署にご相談ください。

特定機器評価

特定機器評価
特定機器評価

屋内設置の場合

屋内設置で下がり壁を設置する場合、空気が流通するよう、フレーム端から20mm以上のクリアランスを確保してください。
詳細は営業担当者までお問い合わせください。

屋内設置の場合

よくある質問

  • Q
    使用制限はありますか?
    A
    ステップに乗り、約550×700mmの開口を通過できる人が使用可能です。
  • Q
    降りるスピードは変化しますか?
    A
    降下開始時から緩降装置が働き、一定のスピードで降りる事ができます。ただし、お子様は遅く、大人は速くなるなど、体重差により若干スピードは異なります。
  • Q
    エレベーターのように人が乗って上がれますか?
    A
    停電時でも使用できるように、電力やモーターを使用していない為、上階へは行けません。
  • Q
    たとえば5階から1階まで一気に降りられないの?
    A
    基本的に各階設置になります。ただし6m以内であれば設置は可能です。その場合、途中階は開口のみとなるので、安全対策が必要です。
  • Q
    停電したらどうなりますか?
    A
    火災による電力の供給が遮断されている状態でも、問題なく使用する事ができます。
  • Q
    降下中に止めることは出来ますか?
    A
    スムーズな避難と、安全対策を考慮し、途中停止はできません。
  • Q
    サビが心配です。
    A
    耐食性の高い金属で構成されていますが、設置環境により表面にサビが発生する場合があります。ただし機能には問題とならない様、対策してあります。
  • Q
    既存の避難はしごをUDエスケープに取り替えたいのですが…
    A
    当社で製造販売している「タスカール改修用」の収納ケースで対応可能ですが、既存ハッチが700角未満の場合は、開口を大きくする必要があります。
  • Q
    メンテナンスなどアフターケアはどうするの?
    A
    点検義務はありませんが、現在の避難はしごと同様に、消設備士による設備点検を行う事を推奨しています。
  • Q
    消防の認定は取得されていますか?
    A
    UDエスケープは2022年7月、日本消防検定協会から降下型避難機器(UDS)の特定機器評価を取得し、評価基準に適合していると認められています。(特評価280号・281号)また消防法施工規則第26条に規定する避難のための器具に該当するものとして取り扱っても差し支えないとの通知(消防予第108号 令和6年3月1日)が総務省消防庁予防課より発行されております。なお、消防法施行令第32条の「基準の特例」での設置を消防署より指導される場合もありますので、設置に当たっては所轄の消防署にご相談ください。
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施工事例
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