人間の手の動きや角度を追求して、くねくねと波形に曲がったこのカタチの手すりが生まれました。手すりを持つ手の動きや角度を徹底的に追求し「取っ手」のように使える垂直部と「杖」のように使える水平部を連続させた波形の手すり、それがネオクネットです。
上る時は「取っ手」の機能
階段を上るときはタテ部をつかむことで、取っ手のように引く力に対して無駄無く力がかけられるので、引っぱりやすいという特徴があります。
降りる時は「杖」の機能
階段を降りるときは、水平部をつかむことで、杖としての性能を発揮。少ない握力でしっかりと握ることができるので、身体を支える際に安心して手すりを利用することができます。また、手すりに対して垂直に握れるので、手首の負担も軽減されます。
波形手すり「ネオクネット」は、公園や学校、病院その他の公共施設、住宅等、あらゆるシチュエーションで人をやさしくサポートします。
ネオクネットは、廊下や階段で広くご使用いただいている連続手すりの笠木・ブラケットを使用しています。特に、笠木は軟質樹脂と半硬質樹脂の二層成形のため、ほどよい弾力で握りやすく、また金属製手すりと比べて夏は熱くなりにくく、冬は冷たくなりにくい材質です。
プレーン色
※★印は受注生産色です。
木目調色
注)お客様のパソコンおよびスマートフォン等のディスプレイ仕様により、現物と見え方が大きく異なる場合がございます。色の最終判断は、カラーサンプル帳または現物サンプルでご確認いただきますようお願いいたします。
壁付ブラケット
エンドキャップ
材質
笠木/半硬質樹脂二層成形(抗菌剤・光触媒入)(木目調色はウッドパウダー混合)
笠木受/アルミ二ウム押出形材
機能・効果
ネオクネットは「取っ手」のように引いて使えるタテ部分と、「杖」のように手のひらで支えて使えるヨコ(水平)部分、この二つの機能を連続させた波形形状になっています。
二つの機能は階段の上り下りを楽にし、体を安全にしっかりと支えます。
また、手すりの水平部を手のひらで体重を支えるように登ると、膝への負担が直線手すりの1/3以下になることもわかりました。
適合・評価
2006年に施行されたバリアフリー新法のガイドラインでは、階段・スロープ等に設置する手すりの設計基準が、旧ガイドラインの「2段手すり」のみの限定的な記述から、「多様な利用者の円滑な利用に配慮した手すり(例えば2段手すり)」と改められました。
これは、波形手すりの効用が評価され、この適用も視野に置いた改訂で、これ以降数多くの交通施設、大型ビルや公園などに波形手すりが採用されるようになりました。
本文「手すり」(階段の例:通路、スロープなども同等) | |
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新旧ガイドライン・設計標準に共通 | |
【建築】 (2-57ページ「A手すり」)手すりは両側に連続して設置することが望ましい。(中略)幅員が3mを超える場合には、中央にも設置する。 (2-120ページ「(3)高さ」)手すりの高さ(廊下、階段等)は以下の通りとすることが望ましい。1本の場合 H=75〜85cm程度 (2-121ページ「(7)材質」)階段、傾斜路等の手すりは体重をかけた時に滑りにくいものとすることが望ましい。 【旅客施設】 (26ページ「手すり」階段の幅が400cmを超える場合には、中間にも設置する。) | |
旧ガイドライン・設計標準 | 新ガイドライン・設計標準 |
【旅客施設】 手すりは2段とする。 【都市公園】 (今回新規にガイドラインを策定) |
【旅客施設】(26ページ「手すり」) 高齢者や杖使用者等の肢体不自由者、低身長者をはじめとした多様な利用者の円滑な利用に配慮した手すり(例えば2段手すり)を両側に設置する。 【都市公園】(20ページ「@手すり」)高齢者や杖使用者等の肢体不自由者、低身長者をはじめとした多様な利用者の円滑な利用に配慮した手すりを両側に設置する。 1段手すりとする場合、高さを75〜85cmとする。 |
(補足)階段、スロープ、通路の各部分で表現が若干違う部分もありますが、具体的な内容は同等です。
引用:高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準、国土交通省
公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン、国土交通省
都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン、国土交通省
商業ビル
埼玉県久喜市
福祉施設
山形県天童市
官公庁
東京都世田谷区
交通施設
東京都調布市
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ネオクネット提携販売先:株式会社クネット・インターナショナル